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小学校支援員ちょもの日々

小学校で特別支援教育支援員をしています。元中学校の国語の教師。教育や子どもの役に立つことがしたいと思いつつ、何からすればいいか分からず模索中。

1月27日の学習内容

今日の時間割です。

 

①  1年生  国語

②  1年生  算数

③  、④  1年生  図工

 

今日のテーマは「自立」についてですかね。

 

1校時はGさんの国語の支援につくことになり、特別支援学級で勉強をしていました。

 

しばらくすると、支援員と一緒に5年生のEさんが教室に入ってきました。

 

「絵の具を忘れたので貸して下さい。」

とEさんは言うことができました。

 

Eさんはとにかく忘れ物が多いです。

忘れ物があると、特に図工や音楽なんかは活動自体ができなくて、とても困ってしまいます。

支援員の努力だけではカバーできません。

 

保護者の協力はもちろんですが、本人を育てたいというのが知的学級の担任の先生の考えです。

 

以前は忘れ物をしてもボーっとしていることが多いEさんですが、今は「貸して下さい。」の一言が言えるようになりました。

 

Eさんが自分の教室に帰った後、知的学級の先生は1年生のGさんやBさんに今のできごとの説明をしました。

 

「Eさんは絵の具を忘れてしまったけど、ちゃんと貸して下さいが言えたね。自分のことをきちんと自分ですることを自立と言います。」

 

その後GさんとBさんと土日にあったことをスピーチしあいました。

 

スピーチが終わったあとプリント学習をしようとした時Gさんが、

「筆箱忘れてきちゃった。」と言いました。

 

「じゃあこういう時どうする?」

 

「先生えんぴつ貸して下さい。」

 

おーちゃんと言えたね!

 

自分でできることが少ない特別支援学級の子は、いかに「自立」できるようになるかが他の子よりも重要です。

 

学校生活の中で自立できるチャンスを見つけ支援していくことも支援員の大切な仕事です。