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小学校支援員ちょもの日々

小学校で特別支援教育支援員をしています。元中学校の国語の教師。教育や子どもの役に立つことがしたいと思いつつ、何からすればいいか分からず模索中。

学校の防災について

地震だけじゃなくて台風など自然災害の多い国日本。

なんか私が子どもの時より避難訓練の回数が増えてきたように感じます。

 

我が子も保育園で必ず月一回は避難訓練があります。

 

ここでひとつ物申したいです。

 

避難訓練やるよりも先に教室の棚の上にやたら物を置くんじゃない!!!」

 

と心の中で叫びたい今日この頃でございます。

 

とりあえずいつもの避難訓練地震バージョン)の様子をざっとお伝えしたいと思います。

 

避難訓練の放送がかかる。

 大体の場合教師側は何時何分に放送が来るか分かっています。

 (放送の時間を知らせず、抜き打ちでの避難訓練があった時もありますが、訓練をや    る日は確定しています。)

 

②机に潜る

 

③揺れがおさまったという放送で防災頭巾をかぶり並び、グラウンドに避難する。

 

④グラウンドにクラスごとに並ぶ。

 並び終えたら教師が人数を数え教頭先生に報告する。

 

⑤教頭先生が校長先生に報告し訓練の総評の話になる。

 話が終わると訓練終了。

 

こんな感じです。

でも実際本当に地震が来たらどうなるのかってことを私は教室の隅で思うのです。

 

 

例えばもし今この教室で大地震が起きたとします。

絶対棚の上の楽器やら鉢植えやら子どもに向かって飛んでくるでしょうが!

机の下に潜る練習したとしても、本当に地震きたら子どもは慌てて何もできないと

思います。

ケガしてからじゃ遅いんだよ!?

 

ろうかを通って避難する時に上から物は本当に落ちてこないの?

 

形だけの避難訓練に一体何の意味があるというのでしょうか?

 

あと気になったのは特別支援学級の病弱学級に在籍するDさんの避難訓練の支援についた時のことです。

 

時期は2学期の半ばでした。

その日は確か図工の授業で、

「交流学級から避難するのでクラスで並んで一緒についていって下さい。

その時に隣の支援学級の教室にDさん専用の避難用のリュックがあるので持って行って下さい。」

 

と病弱学級の担任の先生から指示がありました。

 

私はその時疑問に思いました。

なんで今頃そんなこと言うの?と。

 

私はたまたまその時Dさんの支援に入れたから知れたけど、そのこと知らない支援員もいたよ?

特別支援学級の担任同士そこは情報共有してたかもしれないけど。

でも一番子どもの近くにいるのは支援員だし、本当に地震起きたら例え交流学級の担任の先生がそのこと知っていたとしても、そこまで意識いかないでしょ。

 

これ支援員だけ知らなかったならいいけど、もし学校の教員全体で情報共有できてなかったら最悪だと思います。

だってその時だれがDさんの一番近くにいるか分からないのだから。

そこまで確認のしようがありませんが。

 

しかも2学期の半ばに言うなんて。

いつ地震起きるか分からないのに。

児童の安全を守ることが一番大切なんじゃないの?

 

もしかしたら避難用のリュックといっても中身が分からないのでそれほど重要じゃないのかもしれませんが。

 

私の気にしずぎなんでしょうかね・・・?

 

ともかく形だけの避難訓練をするより、まず地震がいつ起きても安全なよう最低限教室の環境は常に見直し、児童の安全に関することは学校の教員全員で必ず情報共有した方がいいと思います。