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小学校支援員ちょもの日々

小学校で特別支援教育支援員をしています。元中学校の国語の教師。教育や子どもの役に立つことがしたいと思いつつ、何からすればいいか分からず模索中。

発達障害についてのまとめ

ちゃんとした発達障害についてのまとめを書いていなかったので、詳しく書きたいと思っています。

 

といっても私はいち学校支援員であり、知的学級の担任も1年しか経験がないので、あくまで私個人の中で知っている情報です。

もし微妙に違う所あったらスミマセン(・・;)

これらのことを理解した上で読んで下さいm(__)m

 

まず発達障害といっても大まかな枠があります。

私が出会ってきた例で言うと、

◯知的障害

◯情緒障害

◯病弱

◯肢体不自由

 

他にもあるかもしれませんが、この4つが多いと思います。

 

さらに詳しく書くと…。

 

◯知的障害

・  学習障害( LD)

「読む」「書く」「話す」「計算する」「推論する」などを極端に苦手とする障害です。

 

◯情緒障害

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)

対人関係やコミュニケーションを苦手とし、興味や行動への偏りが特徴的です。

 

注意欠陥多動性障害(ADHD)

多動性や衝動性、不注意を特徴とする障害です。

 

◯病弱

病気により普通学級に在籍だけでは学習が困難な場合があります。

障害というか、個人の病気によるものなので病気は様々です。

これまで心臓の病気の子や排泄が困難な病気の子に会って来ました。

 

◯肢体不自由

身体に関する障害がある子です。

私はこれまで足が不自由で毎日杖をついて歩いている子に会いました。

 

大まかな分類はこんな感じですが、ひとつの障害をもっているだけとは限りません。

 

知的障害と情緒障害両方をあわせ持つ子も少なくありません。

発達障害も一人一人違って個性があります。

 

障害によってはどのように学校生活を支援したら良いのか、学習をさらに進めたらいいのかも違ってきます。

 

例えば知的障害の子は一見おとなしい感じの子が多く、何に困っているのかが見えづらいです。

読み書きに困難があるので、交流学級の授業は当然遅れます。

先生の言葉も理解していません。

きっと私たちからすれば外国で他国の授業を受けているくらいちんぷんかんぷんだと思います。

忘れ物もすごく多いので、フォローが必要です。

穏やかな子が多く、特別支援にあまり理解のない先生がいればほっとかれるということも悲しいですがあります。

一度覚えたことを忘れてしまうこともありますが、コツコツ頑張れるので身につけば忘れづらいです。

学習能力の差が個人で全然違うので、一人一人違った教材が必要です。

手作りしたり、その子に合わせた教材を購入したりします。

 

情緒障害の場合は全くちがってきます。

学習能力は高い子が多いのですが、対人関係のトラブルが絶えません。

今の学校では情緒の子からは絶対に目を離さないよう気をつけています。

いつどこでクラスの子とトラブルがあるか分からないので。

 

病弱の子や肢体不自由の子は基本的には交流学級の子と学習能力は変わりません。

ただ命に関わることもあるのでそういう意味では目が離せません。 

体育や活発な活動がある時は特に配慮が必要です。

活動に参加できない時にどんな役割をもたせるかも考えます。

 

 

特別支援学級の担任の先生や支援員はそれぞれの子の特徴に合わせて、毎日毎時間の動きを非常に細かく打ち合わせしています。

 

特別支援学級の子の発達障害のそれぞれの特徴を理解してくれる先生が、大人が一人でも増えることを願って毎日学校で過ごしています。