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小学校支援員ちょもの日々

小学校で特別支援教育支援員をしています。元中学校の国語の教師。教育や子どもの役に立つことがしたいと思いつつ、何からすればいいか分からず模索中。

2月4日の学習内容

今日の時間割です。

 

①  1年生  国語

②  1年生  生活

③  5年生  道徳

④  2年生  国語

 

今日は5年生の道徳について書きたいと思います。

 

5年生のEさんは知的学級の児童です。

知的学級の担任の先生から朝Eさんについて話がありました。

 

「指示を声に出すと私たちの声でうるさくなってしまうから、座ってやる授業はふせんに書いてここを見るように言ってもらっていいですか?」

 

確かにEさんは授業中ボーっとしていることが多いのでよく注意するのですが、その声で周りに迷惑かけていないかは気になるところです。

 

試しに今日の道徳で使ってみることにしました。

 

今日の道徳は「思いもよらない出来事」でした。

 

簡単なあらすじは、アルバイトに遅刻しそうなところ、お金が足りなくて券売機の前に立ち尽くすおばさんにイライラした私は思わず200円を貸してあげることに。

後日おばさんからお礼をもらい、思いがけない人の優しさに涙する話。

 

さっそくボーっとするEさん。

それを見てEさんの机にふせんを貼りました。

 

「先生の話を聞く」

 

それに気づいたEさんは、

「先生の話を聞くですね!」

と声に出して言ってしまいましたが、周りは気にしていなかったです。

 

さっそく最初の質問です。

 

「なんで私はショックを受けたのかな?」

 

この質問をそのままEさんにしてしまうといつまでも答えが出ないので、いつも2択で選ばせるやり方をしています。

 

「かなしいから。と、うれしいから。どっちだと思う?」

 

さらに私はふせんに書きました。

 

「こっちだと思います。」

 

Eさんは「うれしいから。」を選択し、それに少し付け足してノートに自分の意見として書くことができました。

 

書いたものを見てそこから選ばせるというやり方が、Eさんの道徳では効果が出たなと感じることができました。